歯のコラム

2024年8月24日

親知らずの抜歯イメージ

こんにちは。東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

親知らずの抜歯に恐怖心がある方は少なくありません。抜歯に伴う痛みがどの程度なのか気になる方もいるでしょう。

この記事では、親知らずの痛みについて解説しています。痛みが続く場合の対処法や抜歯前後に避けるべき行動なども詳しく説明しますので、親知らずの抜歯が心配な方はぜひ参考にしてください。

親知らずの抜歯は痛い?

親知らず抜歯

親知らずの抜歯自体は麻酔をしてから行うため、基本的にはほとんど痛みはありません。

ただし、抜歯して麻酔が切れた後に痛みを伴うことがあります。痛みの感じ方には個人差があり、全く痛みを感じない方もいれば、強い痛みを感じる方もいるでしょう。

親知らずの抜歯での痛みの感じ方は、親知らずの生え方などによっても異なります。抜歯の際に歯茎の切開や骨の切削が必要になるケースもあり、治療が大がかりになるほど炎症が起きやすく痛みも出やすいといえるでしょう。

親知らずの痛みのピークはいつ?

親知らずイメージ

親知らずを抜いた後の痛みのピークは、抜歯してから1〜2日程度です。その後、徐々に痛みは落ち着いていきます。痛みが長引くケースでも、1週間程度で治ることが多いでしょう。

1週間以上痛みが長引く場合は、細菌感染など他のトラブルの可能性も考えられるので注意が必要です。早めに歯科医師に相談しましょう。

親知らずの抜歯の痛みが続くときの対処法

親知らずの抜歯の痛みが続くときの対処法イメージ

親知らずの抜歯後に痛みが長引く際の対処法には、以下の4つが挙げられます。

それぞれの対処法を詳しく解説します。

鎮痛剤の服用

基本的に親知らずの抜歯後は、抗生剤と一緒に鎮痛時も処方されます。痛みが続く場合は、我慢せずに鎮痛剤を服用しましょう。鎮痛剤には痛みのほかに、炎症を抑える効果もあります。

また、抗生剤は細菌感染を予防するために処方されています。トラブルが起きないようにするためにも、必ず飲み切るようにしてください。

冷やす

痛みが続く場合の対処法として、患部を冷やすことも挙げられます。冷やすことで患部の痛みや腫れを軽減できるでしょう。

ただし、冷やしすぎると血流が悪くなったり、しこりが残って腫れが引くのに時間がかかったりすることもあります。また、口の中から直接氷で冷やすと、かえって痛みが増す場合がある注意が必要です。

頭を高くして寝る

寝るときに頭の位置が下がっていると、頭のほうに血が回って出血が増え、痛みが増す可能性があります。そのため、頭の位置を高くして寝ましょう。枕などを利用して、頭の位置を高くすると良いかもしれません。

歯科医師に相談する

痛みが続く場合は、我慢せず歯科医院を受診して相談してください。通常であれば、抜歯の翌日に消毒のため受診します。歯茎を縫合した場合は、1週間後に再度受診して抜糸を行うでしょう。

通院の際に歯科医師も患部の状態を確認していますが、痛みが続くときは指示されているタイミングでなくても受診することが大切です。必要に応じて、薬の処方や患部の洗浄・消毒を行ってもらえるでしょう。

親知らずの抜歯をする前にしてはいけないこと

喫煙している人

親知らずの抜歯前は、以下の3つを避けましょう。

それぞれについて、詳しく解説します。

睡眠不足

睡眠不足の状態で麻酔をすると、気分が悪くなる可能性があります。親知らずの抜歯を行う前には、十分な睡眠をとって体調を整えるよう心がけましょう。

喫煙

喫煙は血流を阻害するため、免疫力が低下します。また、抜歯後の傷の治りが悪くなったり細菌感染を起こしたりする原因にもなるでしょう。

抜歯前に禁煙や節煙をしておくことで、抜歯後にトラブルが起こるリスクを下げられます。

絶食

空腹状態のまま治療を受けると、麻酔時に気分が悪くなる恐れがあります。また、抜歯後1〜2時間は麻酔が効いており、舌や頬を噛む可能性があるので麻酔が切れるまで食事は控えなければなりません。

そのため、治療を受ける前に食事をしておいたほうがいいでしょう。

親知らずの抜歯をした後にしてはいけないこと

ビールを飲んでいる男性

親知らずの抜歯後にしてはいけないことには、主に以下の5つが挙げられます。

それぞれの理由を、詳しく解説します。

飲酒

飲酒をすると、血流が良くなり出血が増える原因になります。また、痛みを促す可能性もあるでしょう。抜歯してから痛みが落ち着くまでは、お酒を飲まないでください。

傷口を触る

抜歯後は、傷口を指や舌などで触らないようにしてください。また、うがいのしすぎも良くありません。

抜歯後は、血の塊が歯を抜いた部位を覆う、血餅(けっぺい)というカサブタのようなものができます。

しかし、触ったり強くうがいしたりすると、血餅がうまくできなかったり取れたりすることがあるのです。治癒が遅れるだけでなく、骨が剥き出しになってドライソケットと呼ばれる状態になり、強い痛みが生じる恐れもあります。

そのため、抜歯した場所を触ったり、強くうがいをしたりすることは避けましょう。

喫煙

喫煙をすると、タバコに含まれる有害物質が血管を収縮させて血流が悪くなり、免疫力が低下します。そのため、傷口の治癒が遅れる原因になるでしょう。

また、免疫力が低下すると細菌感染を起こしやすくなるため、親知らずの抜歯後は喫煙を避けましょう。

長風呂

ある程度傷がふさがるまでは、長風呂などの血行をよくする行動は控えてください。痛みや出血を促します。

抜歯後しばらくの間は長風呂を避け、シャワーで済ませましょう。

運転

抜歯後は、なるべく運転しないようにしてください。痛みや違和感で運転に集中できないことがあります。また、痛み止めの中には副作用で眠気を感じるものもあるため、運転は危険です。

抜歯後に運転しなくてもいいよう、送迎してもらうなど事前に計画をしておくことが大事です。車だけでなく、バイクや自転車の運転も避けたほうがいいでしょう。

親知らずを抜歯しなくてもいい人

抜歯しなくてもよい親知らずの生え方をしている人

 

親知らずは、絶対に抜歯しないといけないわけではありません。

親知らずが健康でまっすぐに生えており、歯並びや噛み合わせなど他の歯に影響しない場合は、そのまま残すことができます。また、完全埋伏歯と呼ばれる歯茎の中に埋まっている状態の親知らずの場合も、骨の中でトラブルがない限り抜歯の必要はありません。

ただし、矯正治療をする場合は、今後の歯並びへの影響を考慮して抜歯を勧められることもあるでしょう。

まとめ

親知らずが原因で痛みがある人

親知らずの抜歯は麻酔をしてから行うため、基本的には手術中に痛みを感じることはありません。麻酔が切れた後は、痛みが出ることもあるでしょう。

痛みの程度は患者さまによって異なります。歯茎の切開や骨の切削が必要となる症例の場合、痛みが起きやすいでしょう。一般的には、抜歯後1〜2日が痛みのピークと言われています。

あまりに痛みが続く場合は、ドライソケットや細菌感染などのトラブルの可能性も考えられます。そのため、我慢せずにすぐに歯科医師に相談しましょう。

親知らずの抜歯による痛みを抑え治癒を促すためには、歯科医師の指示に従うことが大切です。抜歯前は十分な睡眠や食事をとって体調を整えて、抜歯後は激しい運動や飲酒、喫煙などは控えましょう。

また、抜歯当日は安静に過ごせるように、スケジュールを調整しておくことも大切です。

親知らずの抜歯を検討されている方は、東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

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