2025年2月22日
こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
「歯磨きをしているのに歯周病といわれた」「前よりも歯茎が下がっている」とお悩みの人は少なくありません。歯周病のなりやすさは、口内環境だけでなく生活習慣や健康状態によっても左右されます。
そこでこの記事では、歯周病になりやすい人の8つの特徴と予防法について解説します。歯周病にお悩みの方や、歯周病を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
歯周病とは、歯垢や歯石が原因で歯を支える顎の骨や歯茎に炎症が起こる病気のことです。初期の歯周病はほとんど症状がないため、歯周病になったことに気付く人は少ないでしょう。なぜなら、歯周病の初期段階では、歯茎の腫れや出血といった軽い症状しか現れないためです。
歯周病が中等度の状態にまで進行してはじめて、慢性的な歯茎の腫れや膿、歯のグラつきを感じ始めます。そのため、気付いたときには、重症化しているということも少なくありません。
歯周病が末期の状態になると、歯茎や顎の骨が溶かされて、自然に歯が抜け落ちてしまうこともあるのです。
歯周病は、虫歯とは違って静かに進行し、いつのまにか歯を失うかもしれない怖い病気といえます。歯を守るためには、いち早く症状に気付き、異変に気付いた時点ですぐに歯周病の治療を開始することが大切です。
歯周病のなりやすさや悪化のスピードは、口内環境や生活習慣、健康状態によって左右されます。以下の特徴に当てはまる場合は、歯周病になりやすく、進行スピードも早いため注意が必要です。
歯周病の原因は磨き残しであるため、歯磨きの回数が少ない人や歯磨きが苦手な人は歯周病になるリスクが高いです。特に、就寝中は口内が乾燥し、歯周病菌の働きが活発になる時間帯です。そのため、就寝中の口内が不衛生であれば、歯周病の進行を早める可能性があるでしょう。
歯並びが悪い人も、歯周病になるリスクが高いです。ガタガタした歯並びの場合、歯ブラシの毛先が入らず、磨き残しが多くなります。特に、八重歯がある人や歯の重なりが多い人は要注意です。
また、虫歯のリスクも高まるため、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシを使用して、細かい部分に付着した汚れも落としましょう。
糖分を含む飲食物をよく摂ると、口内で細菌が繁殖し、歯垢の生成が促されます。そのため、1日の食事の回数が多い人や間食をよくする人、甘いものをよく食べる人は歯周病になりやすいです。
特に、甘いジュースを頻繁に飲んだり、飴やキャラメル、チョコレートを食べたりする場合、糖分が口内に留まりやすいため注意が必要です。
また、アルコールを摂取すると唾液の分泌量が少なくなり、口内が乾燥しやすくなります。これにより、アルコールを日常的に摂る習慣がある人は、お酒を飲まない人に比べて歯周病になりやすいでしょう。
また、不規則な食事による栄養不足は、免疫力を低下させ、歯茎の状態が悪くなります。特に、ビタミンやカルシウムが不足すると、歯茎に炎症が起こりやすくなるのです。
喫煙習慣がある人は、非喫煙者に比べて歯周病の発症・進行のリスクを高めます。なぜなら、タバコに含まれる有害物質は、血行不良を起こし、免疫力を低下させるからです。
また、タバコは口内の乾燥を促す作用もあるため、唾液が少なくなることで口内の汚れが洗い流せません。これによって歯周病菌が繁殖すると、歯周病を発症しやすく、悪化もしやすい状態になるのです。
歯は、上下にかかる負担には強いですが、横方向に揺さぶるような動きには弱いといわれています。
例えば、歯ぎしりや食いしばりです。これらの癖があると、普段の食事でかかる負担よりも3~5倍の力が歯にかかります。これにより、歯茎や顎の骨にも過大な負荷がかかり、歯周病の進行を早めることがあるのです。
また、歯ぎしりや食いしばりによって歯に細かな亀裂が入ると、虫歯になるリスクも高まります。歯ぎしり・食いしばりの癖を放置していると、歯を失うことにつながるため、早急に対処する必要があるでしょう。
唾液には、口内の汚れを洗い流す作用や、細菌の働きを弱める作用があります。
しかし、口呼吸をしていると、口内が乾燥しやすいことで歯周病になるリスクが高まるのです。歯周病を予防するためには、口呼吸を改善する必要があります。また、加湿器を使用したり、こまめに水分を摂ったりして、お口の中が乾燥するのを防ぎましょう。
鼻の疾患が原因で口呼吸になっている場合は、まずは耳鼻科にご相談ください。
慢性的にストレスが溜まった状態になると、ホルモンバランスが乱れ、免疫力の低下につながります。これにより、口内の細菌の働きが活発になり、歯周病のリスクを高めます。また、ストレスは歯ぎしり・食いしばりを誘発する要因のひとつです。
心身の健康のためにも、日常的にストレスを発散することが大切です。
全身の健康状態によっても、歯周病のなりやすさは左右されます。
健康状態が影響して、歯周病になりやすい人がいます。
例えば、糖尿病の方です。そもそも、糖尿病は慢性的に高血糖の状態が続く病気のことです。血液中の糖の濃度が上がると、免疫力の低下を促すため、歯周病になるリスクが高まります。さらに、唾液の分泌量が減少することもあり、これにより歯周病が悪化しやすくなるのです。
また、薬の影響により、歯周病になりやすい人もおられます。例えば、高血圧などの薬を飲まれている場合です。これらの薬には歯茎に炎症が起こりやすくなる成分が含まれている場合があり、歯周病の発症・悪化のリスクを高めることがあります。
このように、持病や薬の影響により歯周病の進行に影響が出ることがあるため、体の調子を整えながら、口内環境も整えることが大切です。
妊娠中の場合、女性ホルモンの増加により歯茎に炎症が起こりやすくなります。妊娠中は体調の変化などにより、歯科医院の受診を控えてしまう人も少なくありません。
しかし、妊娠中に歯周病が重症化すると、胎児に悪影響を与えることがあります。低体重児出産や早産につながる可能性があるため、妊娠中でも歯科検診を受けるのがよいでしょう。
また、更年期の場合、女性ホルモンの減少により骨密度が低下することがあります。これにより、歯を支える骨がもろくなり、歯周病が悪化しやすくなるため注意が必要です。
歯周病を予防するためには、口内環境を整えることと、生活習慣を改善することが大切です。以下のポイントに気を付け、日頃から歯周病を予防しましょう。
歯周病を予防するためには、毎日しっかりと歯磨きをして磨き残しをできるだけなくすことが大切です。
間違った方法で歯を磨いていては、こまめに歯磨きを行っていても意味がありません。力強く歯を磨くと、歯ブラシの毛先が寝てしまい、汚れをかき出せません。歯ブラシは、やさしい力でペンを持つように、親指・人差し指・中指の3本の指で軽く握りましょう。
歯磨きの際、歯茎が白くなっている場合は力がかかりすぎているサインです。毛先が曲がらないように意識しながら、1本あたり10~20回、細かく動かして歯を磨いてください。
また、歯ごとにこまめに歯ブラシの方向を変えながら、磨くこともポイントです。歯と歯茎の境目に歯ブラシを45度の角度で当てて磨きましょう。歯周ポケットを重点的に磨くことで、歯周病の悪化を予防できます。
フロスや歯間ブラシ、うがい薬を使用することも、虫歯・歯周病の予防に効果的です。
歯周病を予防するためには、生活習慣を改善することも大切です。食生活が乱れると歯周病のリスクを高めるため、甘いものを控え、規則正しい食生活を送りましょう。糖分がお口の中にある時間が減ることで、歯周病になりにくくなります。
また、免疫力の低下を防ぐためには、栄養バランスのよい食事、禁煙、ストレス発散を意識しましょう。ストレス発散のためには、運動や入浴で体をほぐし、1日6~8時間、しっかり睡眠をとるのが有効です。
歯ぎしり・食いしばりの癖がある場合は、専用のマウスピースで対策をとることも欠かせません。
歯周病になりやすい人は、定期的にメンテナンスを受けましょう。歯磨きが苦手な人や歯並びが悪い人の場合、セルフケアを丁寧に行っていても、磨き残しができやすいからです。
メンテナンスでは、歯磨きのプロである歯科衛生士が、専用の機械や器具を使用して歯のクリーニングを行います。歯ブラシの届かない細かな部分に付着した汚れも徹底的に除去することで、歯周病の予防につながります。
また、歯磨き指導や噛み合わせの確認、生活習慣の指導なども行います。ご自身の歯並びに合った歯磨きの仕方を教えてもらい、自宅で実践することで、日々の歯磨きだけで歯周病を予防できる可能性が高まるでしょう。
そのため、3〜4ヵ月に1回の頻度でメンテナンスに通うことが推奨されます。
歯周病になりやすい人は、歯磨きが苦手な人や歯並びが悪い人、喫煙習慣がある人などです。歯周病のなりやすさは、口内環境だけでなく、生活習慣や健康状態によっても左右されます。そのため、日々しっかりとセルフケアを行うことと並行して、定期的にメンテナンスを受けることが大切です。
歯周病は静かに進行し、気付いたころには重症化していることも少なくありません。そのため、気になる症状がなくても、3〜4ヵ月に1回は歯科医院でメンテナンスを受けましょう。
歯周病にお悩みの方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
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