2025年2月15日
こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
インプラントは、失った歯の機能を取り戻すことができ、見た目も自然です。歯を失ったときのひとつの選択肢になりますが、気になるのは費用でしょう。入れ歯やブリッジに比べると、インプラントの治療費は高額になりがちです。
しかし、インプラントが高額になるのには理由があります。
今回は、インプラントの費用について詳しく解説します。インプラントの費用の内訳や高額になる理由についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
インプラントとは、顎の骨に人工の歯根を埋入し、その上に人工歯を装着して歯の機能を回復させる治療法です。インプラントは失った歯を補うという点で入れ歯やブリッジと役割が共通していますが、大きな違いがあります。
まず、インプラントでは人工歯根を顎の骨に埋め込むため、外れる心配がありません。しっかりと咀嚼できるため、食事を楽しめるでしょう。また、人工歯部分である上部構造には、審美性の高い素材を使用するため、天然歯に近い見た目を実現できます。
さらに、周囲の歯に負担がかからない点もインプラントの特徴です。ブリッジの場合は、隣接歯を削って支えとするのに対して、インプラントは失った歯の部分のみを治療します。周囲の歯への負担が少ないため、天然歯の保護につながります。
インプラントはインプラント体・アバットメント・上部構造の3つの部品で構成されています。
インプラント体(人工歯根)にはチタンが使用されることが多いです。生体親和性が高く、アレルギー反応を引き起こすリスクが低いのが特徴です。チタンはもともと骨と結合する性質を持っていますが、近年では表面に特殊な加工が施され、さらに骨と結合しやすくなっています。
アバットメントは、インプラント体と上部構造をつなぐ中間の部品です。
上部構造は、実際に目に見える人工歯の部分です。オールセラミックやジルコニア、金属など様々な材料から選択することができます。例えば、オールセラミックは天然歯に近い透明感があり、審美性に優れています。ジルコニアは強度が高く、奥歯にも使用できます。
インプラントの費用の目安は1本あたり30万〜45万円程度です。費用の内訳について確認しましょう。
インプラント治療を始める前に、まず詳細な検査と診断が必要です。
歯科医師が直接口の中を見て、虫歯や歯周病の有無、噛み合わせの状態などを確認します。そして、パノラマレントゲンやCTスキャンを使用して、顎骨の状態や神経の位置を正確に把握します。これにより、インプラントを埋入する最適な位置を決定します。
検査費用は歯科医院によって異なりますが、一般的に1万5,000円から5万円程度です。
インプラント治療では、人工の歯根を顎の骨に埋め込むために手術を行います。手術は局所麻酔下で行うのが一般的です。インプラント埋入手術の費用は、1本あたり15万円から35万円程度です。骨造成が必要な場合は、追加で15万円から30万円程度かかることもあります。
人工歯(上部構造)は、見た目や機能の面で自然な歯に近づけるために重要な役割を果たします。人工歯の費用は使用する材料によって異なります。1歯あたりの費用の目安は、以下のとおりです。
このように、人工歯部分に使用される素材にはいくつか種類があります。それぞれ費用も異なるため、歯科医師に相談のうえ選択しましょう。
インプラント治療後は、インプラントを長期的に維持するためにメンテナンスを受けることが重要です。
メンテナンスを受けることでプラークや歯石の蓄積を防ぎ、口腔内を清潔に保つことができます。また、インプラントの周辺組織に炎症が起こっていても早期に発見し、適切に対処することができます。
メンテナンスの費用は1回あたり5,000円から1万円程度、通院の頻度は3〜6か月に1回程度です。
インプラントが高額な理由について確認しましょう。
インプラントは、基本的には健康保険の適用外の治療なので全額自己負担となります。健康保険は、日常生活に必要な機能回復を目的とした最低限の治療にのみ適用されます。
インプラントは、審美性の向上や高度な機能回復のための治療と考えられており、保険の適用外とされています。全額負担となるため、インプラントの治療費は高額になるのです。
インプラント治療は、外科的手術を伴う高度な医療行為です。歯科医師には専門的な知識と技術が求められます。歯科医師は継続的に教育や研修に参加し、最新の知識と技術を学ぶ必要があります。
また、安全で効果的な治療を行うためには、CTスキャンや専用の手術器具など、高度で高額な医療設備の導入が必要です。こうした費用が治療費に反映されるため、インプラントは高額になります。
インプラント治療では、インプラント体を顎の骨に埋め込みます。インプラント体は、顎の骨にしっかり結合させる必要があり、長期にわたる耐久性も求められます。これを実現するために、インプラント体には高品質な材料が使用されます。
特に、信頼性の高い有名ブランドのインプラントは、長年の研究と実績に裏付けられた高い品質を持っていますが、その分コストも高くなります。
また、上部構造にも審美性や機能性を考慮し、セラミックなどの高品質な材料を用いるのが一般的です。高価で高品質な材料を使用するため、インプラント治療は高額になります。
インプラント治療の費用を抑える方法を確認しましょう。
インプラント治療にかかる費用は、医療費控除の対象となります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税の一部が還付される制度です。
医療費控除を活用することでインプラント治療にかかる費用を安くすることはできませんが、経済的な負担の軽減にはつながるでしょう。
医療費控除は確定申告の際に申請する必要があります。申請時には医療機関名や正確な費用の合計額を記載する必要があります。領収書をしっかり保管しておきましょう。
デンタルローンとは、歯科治療専用のローンです。提携している金融機関を通じて治療費を分割で支払うことができます。一般的なカードローンよりも低金利で利用できる場合が多く、月々の支払い負担を軽減できます。
デンタルローンは、金融機関の窓口やインターネットから申し込み、審査を通過することで利用できるようになります。
インプラントのメーカーによって、製品の価格は異なります。世界的に有名なメーカーのインプラントは高品質で信頼性が高い反面、価格も高めです。
一方、新興メーカーのインプラントは、コストパフォーマンスに優れている場合があります。安いからといって品質が劣るわけではなく、治療後の成績がよいメーカーもあります。
ただし、有名メーカーに比べると長期的なデータが少ない傾向があります。歯科医師に相談し、信頼できる製品を選びましょう。
インプラント治療の費用は、歯科医院によって異なります。複数の歯科医院でカウンセリングを受け、見積もりを取得し、費用を抑えられる歯科医院を選ぶとよいでしょう。
カウンセリングを受けると、費用だけでなく、治療方針や歯科医院の雰囲気、歯科医師との相性なども判断することができます。また、ホームページで費用を公開している歯科医院も沢山あります。
治療内容は人によって異なり、正確な費用は診断を受けなければわかりませんが、費用の傾向を把握することはできます。事前に費用を調べたり、カウンセリングを受けたりして、自分に合った歯科医院を選びましょう。
インプラントは、保険が適用される入れ歯やブリッジに比べて高額になりがちです。自由診療となるため、費用は歯科医院によって異なります。できるだけ費用を抑えるためには、ホームページで事前に費用を調べたり、複数の歯科医院で見積を取得したりすることが大切です。
ただし、インプラント治療で大切なのは品質です。また、インプラント治療後には継続的にメンテナンスに通う必要もあります。費用だけにとらわれずに、信頼できる歯科医院かどうかを見極めて治療を受けるようにしましょう。
インプラント治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。
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