2024年12月14日
こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
出っ歯を治す方法として、近年注目を集めているのがマウスピース矯正です。マウスピース矯正では透明な装置を使用するため、従来のワイヤー矯正と比べて目立ちにくく、また取り外しができる点も大きなメリットです。
この記事では、マウスピース矯正で出っ歯を治療する際にかかる期間や費用などについて詳しく解説します。
目次
マウスピース矯正は、出っ歯の治療に効果的な方法のひとつです。出っ歯には、歯が前方に傾いている場合や、上下の顎のバランスが崩れている場合など、さまざまなケースがあります。
マウスピース矯正は、歯を少しずつ適切な位置に移動させるように設計されており、軽度から中度の出っ歯であれば治療できる可能性があります。特に、前歯の傾きが原因で出っ歯になっている場合には、短期間で改善できるケースもあるでしょう。
ただし、骨格に問題がある出っ歯の場合は、マウスピース矯正での治療は難しく、外科的な治療が必要になるケースもあります。
マウスピース矯正のメリットは、以下のとおりです。
マウスピース矯正で使用する装置は透明な素材で作られているため、矯正中でも人目を気にせず日常生活を送ることができます。また、食事や歯磨きの際に取り外せるため、お口の中を清潔に保ちやすいでしょう。
ワイヤー矯正に比べて歯の動きが緩やかなため、痛みや違和感が少ない点もメリットです。
出っ歯は、多くの人が抱える歯並びの悩みのひとつです。遺伝によって出っ歯になる場合もありますが、口周りの癖が原因で出っ歯になる場合もあります。ここでは、出っ歯になる主な原因について詳しく解説します。
歯の形状や骨格の特徴は、遺伝することがあります。例えば、両親どちらかの上顎が前方に突出している、もしくは下顎が後退していることで出っ歯になっている場合、子どもにも遺伝することがあるのです。
また、歯のサイズや顎の大きさも遺伝することがあります。顎の大きさに対して歯のサイズが大きすぎる場合、歯列が前方に押し出されることがあるのです。
環境的な要因には、以下のようなものがあります。
舌を前方に押し出す癖があると、前歯が徐々に前方に移動し、出っ歯になることがあります。指しゃぶりや爪を噛む癖を長期間続けることで、前歯に圧力がかかって歯並びが乱れることもあるでしょう。
また、口呼吸が習慣になっていると、口周りの筋肉が鍛えられず、歯並びや顎の発育に影響を及ぼすこともあります。
食生活も出っ歯になる原因のひとつです。例えば、柔らかいものばかり食べていると、歯並びが乱れることがあります。柔らかいものは前歯だけで食べられることが多く、顎の発育を妨げられて歯並びが乱れる可能性があるのです。
出っ歯をそのまま放置すると、見た目だけでなく、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。以下に、出っ歯を放置した場合に考えられる主なリスクについて詳しく解説します。
出っ歯を放置すると、上下の歯の噛み合わせが不自然になり、顎や歯に負担がかかります。その結果、顎関節症を引き起こすリスクが高まります。また、食べ物をしっかり噛めなくなることで、消化不良を引き起こす可能性もあります。
出っ歯が原因で見た目に自信を持てなくなる場合があります。人前での会話や写真撮影などで口元が気になると、心理的なストレスや自尊心の低下につながることもあるでしょう。これが長期化すると、社会的な活動への意欲が減少する可能性もあります。
出っ歯になっていることで、歯がガタガタしている部分があると、ブラッシングが難しくなります。そのため、食べかすなどの汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。
口内の清掃が不十分な状態が続くと、さらなる口腔内トラブルを引き起こす可能性もあります。
また、出っ歯になると口が閉じにくくなります。それによって口があいた状態が続くと、自浄作用がある唾液の分泌量が減るため、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。
出っ歯を放置すると、発音が不明瞭になることがあります。特にさ行やた行の発音が不自然になることが多く、日常の会話や仕事でのコミュニケーションに影響を与える可能性があります。
子どもの場合、出っ歯を放置すると顎や顔の成長に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、上顎が過度に成長したり、下顎が後退したりすることで顔全体のバランスが崩れることがあるでしょう。このような状態を防ぐためには、早期に治療を受けることが重要です。
マウスピース矯正で出っ歯を治療する場合、治療期間は歯並びの状態や患者さんの協力度によって異なります。
マウスピース矯正で軽度の出っ歯を矯正する場合の治療期間は、6か月〜1年程度です。歯の傾きを改善するだけで済む場合が多く、マウスピース矯正の効果が現れやすいのが特徴です。
中程度の出っ歯を矯正する場合の治療期間は、1年〜2年程度です。このケースでは、歯の移動量が多くなるため、治療期間が長くなる可能性があります。
また、歯の移動だけでなく、顎の位置の調整が必要になることがあります。マウスピース矯正単独では対応が難しい場合もあり、部分的にワイヤー矯正を併用したり、外科的な治療を検討するケースもあります。このような場合には、治療が2年以上かかることもあるでしょう。
なお、マウスピースの装着時間が短かったり、定期的な交換を怠ったりした場合には、予定よりも治療が長引く可能性があるため、注意が必要です。
マウスピース矯正は、保険が適用されません。そのため、費用は高額になります。
マウスピース矯正で出っ歯を治療する場合の費用は、歯並びの状態によって異なりますが、50万円〜100万円程度とされています。全顎矯正の場合は費用が高額になる傾向がありますが、部分矯正で済む軽度の症例では、低コストで治療を受けられる場合もあります。
歯科医院によっても費用は異なりますので、詳しくは歯科医院で確認してください。
マウスピース矯正はすべてのケースに対応できるわけではありません。症状や骨格の状態によっては、マウスピース矯正だけでは改善が難しい場合もあります。以下に、マウスピース矯正で治療が難しい出っ歯の特徴とその対処法について解説します。
上顎が大きく突出している、または下顎が極端に後退している場合には、骨格的な不正咬合が原因となり、マウスピース矯正だけでは改善が困難です。このようなケースでは、外科的矯正治療やワイヤー矯正を併用することで、効果的に治療ができます。
軽度から中程度の出っ歯にはマウスピース矯正が有効です。
しかし、出っ歯を治すために、歯を大きく動かさなければならない場合には、マウスピース矯正では対応できないことがあります。この場合、ワイヤー矯正など、より強い力を必要とする矯正方法が選ばれることがあります。
顎関節症を伴う場合、無理に歯を動かすことで症状が悪化するリスクがあります。このような場合には、矯正治療の選択肢や進め方について慎重に判断する必要があります。顎関節の状態を評価したうえで、適切な治療法を選ぶことが重要です。
マウスピース矯正は、透明で目立たない装置を使用して歯並びを整える治療法です。軽度から中程度の出っ歯にも対応可能で、マウスピースの装着時間を守ることで、6か月〜2年程度で理想的な歯並びを実現できます。
費用の相場は治療範囲や歯並びの状態、歯科医院によって異なりますが、50万円〜100万円程度が相場です。
なお、骨格に問題がある場合や歯を大きく動かさなければならない場合は、マウスピース矯正だけでは対応が難しいこともあります。歯科医師の診断を受け、自分に合った治療法を選ぶことが重要です。
マウスピース矯正を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
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