2024年10月19日
こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
入れ歯は、歯を失った際に機能を補うために選択される重要な治療法ですが、使用していると口臭が発生しやすくなることがあります。入れ歯を使っており、ご自身の口臭が不安な方もいるのではないでしょうか。
口臭は日常生活において周囲に不快感を与える場合もあるため、自覚して対策することが大切です。
今回は、入れ歯の使用に伴う口臭について詳しく解説します。口臭が発生する原因や対策などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
入れ歯を使うと、口臭が発生しやすくなることがあります。入れ歯は毎日使うもので、寝ているとき以外は入れ歯を装着していることが多いでしょう。入れ歯が不衛生な状態の場合、汚れや細菌が付着したものを長時間口の中に入れていることになります。
そのため、口腔内の清潔が保たれなくなり、細菌が繁殖して口臭を引き起こすリスクが高まるのです。また、入れ歯によって口内環境が変化し、口臭が発生することもあるでしょう。
入れ歯と口臭には密接な関係があり、適切なケアが欠かせません。お手入れをしっかりと行って入れ歯や口腔内を清潔に保つことで、口臭を予防して快適に入れ歯を使用できます。
入れ歯による口臭を確かめる方法を、確認しましょう。
最も簡単なチェック方法は、入れ歯のにおいを嗅ぐことです。入れ歯を口から取り出し、においを嗅いでみましょう。
不快な臭いがする場合、入れ歯に付着した細菌や食べかすが原因の可能性があります。入れ歯を丁寧に清掃した後、再度入れ歯の臭いを確認して見ましょう。改善されていれば、入れ歯の清掃不足で口臭が発生していた可能性が高いです。
口臭の原因が入れ歯とは限りません。歯周病などが原因である可能性も考えられます。
入れ歯を外し、手のひらを口の前に当てて息を吹きつけます。手を嗅いで不快な臭いがあるなら、口臭の直接の原因は入れ歯ではなく口腔内の別の問題と考えられるでしょう。
また、家族や親しい友人など、信頼できる人に口臭を確認してもらうのも効果的です。入れ歯を装着している状態でのにおいと、入れ歯を外した際のにおいを比較してもらうことで、入れ歯が口臭の原因かどうかを判断できます。
入れ歯の状態は口臭の発生と密接に関連しているため、入れ歯の外見を観察するのも有効です。明るい場所で入れ歯の全体をよく観察しましょう。入れ歯の表面に微細な亀裂や傷があった場合、細菌が蓄積しやすいため臭いの原因になっている可能性があります。
また、入れ歯の見た目を観察するとともに、表面が滑らかかどうかも触って確認しましょう。表面が粗くなっている場合も細菌が付着しやすいので、口臭の原因になっていることがあります。
入れ歯によって口臭が発生する原因を確認しましょう。
入れ歯は、食べ物のカスなどの汚れが入り込みやすいです。特に、入れ歯と歯茎の間や隙間に食べ物が詰まりやすく、汚れが蓄積して細菌が繁殖するのです。
細菌が食べかすなどに含まれるタンパク質を分解・発酵する過程でガスを発し、食べ物が腐ったような臭いを放ちます。これが口臭の原因です。
入れ歯の素材が、口臭の原因になることもあります。保険適用の入れ歯では、レジン(プラスチック樹脂)を使用します。
レジンは傷がつきやすいです。使用しているうちに細かい傷がつき、その傷に汚れが溜まることで細菌が繁殖し、口臭の原因になります。
入れ歯の使用によって、唾液の分泌量が減少することがあります。唾液には自浄作用や抗菌作用などがありますが、唾液が減少するとそれらの作用も低下して細菌が増殖しやすくなり、口臭の原因になるのです。
また、入れ歯が大きすぎて唾液腺をふさぎ、唾液の分泌量を低減させているケースもあります。
入れ歯がフィットしていないと、口腔粘膜に過度な圧力がかかったり摩擦が生じたりします。粘膜が傷つき、炎症を起こしたり細菌が繁殖したりすることによって、口臭が発生するケースがあるのです。
また、入れ歯によって粘膜が傷ついて口内炎ができると、痛みが原因で十分なケアができなくなることがあります。この場合、口臭の悪化につながるでしょう。
以下に、入れ歯による口臭を防ぐための対策をご紹介します。
入れ歯の清掃を怠ると、食べかすや細菌が付着して口臭の原因となります。毎食後に専用のブラシと洗浄剤を使って、しっかりと洗浄しましょう。
ただし、硬いブラシで磨いたり研磨剤入りの歯磨き粉を使用したりすると、入れ歯が傷つく恐れがあります。洗浄の際には、柔らかいブラシや入れ歯専用のクリーナーを使用すると良いでしょう。
また、お湯を使用すると入れ歯が変形する恐れがあるため、避けてください。
入れ歯をつけたまま寝ると口内が乾燥しやすくなり、細菌が増殖して口臭が発生する原因になります。そのため、就寝時には外して適切な方法で保管しましょう。
入れ歯を外した後はしっかりと清掃したうえで、乾燥させずに保管することが重要です。乾燥した環境では入れ歯が変形しやすく細菌が繁殖しやすいため、水や専用の洗浄液に浸けて保管してください。
入れ歯だけでなく、口腔内全体の清潔を保つことも口臭対策では重要です。天然歯や歯茎、舌が口臭の原因になることもあるからです。
歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシなども使用し、ブラシが届きにくい箇所の汚れもしっかり除去しましょう。抗菌作用のあるマウスウォッシュを使用して、細菌の増殖を抑えるのも有効です。
また、唾液の分泌が少ないと口腔内の細菌が増殖しやすいため、口が乾燥しないように水分を十分に摂取しましょう。唾液の分泌を促すために、無糖のガムを噛むのも効果的です。
入れ歯は、口腔内の状態の変化や経年による劣化が原因で、フィットしなくなることがあります。合わない入れ歯を使用していると口臭の悪化につながるので、定期的に歯科検診を受け入れ歯の調整を行うことが大切です。
また、歯科医院での歯のクリーニングによって、セルフケアでは取り切れない汚れを除去することも口臭予防になります。
間違った入れ歯のお手入れは、口臭の悪化につながります。以下に、避けるべきお手入れ方法をご紹介します。
汚れが落ちやすいのではないかと、熱湯で入れ歯を洗浄しようと考える方もいるかもしれません。
しかし、入れ歯の多くは熱に弱い素材で作られており、熱湯を使用すると変形します。変形した入れ歯は口腔内にフィットしないため、汚れが蓄積しやすかったり口腔内を傷つけたりして、口臭の悪化につながります。
入れ歯を清潔に保つためには、ブラッシングが重要です。
ただし、硬めのブラシを使用するのは避けてください。硬いブラシは入れ歯の表面に微細な傷をつけ、細菌を繁殖しやすくさせます。
さらに、傷がついた部分から入れ歯の劣化が進み、破損のリスクが高まる恐れもあります。入れ歯のケアには、専用の柔らかいブラシを使用しましょう。
歯磨き粉には研磨剤が含まれていることが多く、使用すると入れ歯の表面を傷つけます。傷に細菌が繁殖して口臭の原因になるため、使用しないようにしてください。
入れ歯専用のクリーナーを使用して洗浄しましょう。
入れ歯洗浄剤は、適切に使用すれば効果的ですが長時間入れっぱなしにしておくのは避けましょう。長く浸けておけば、より清潔になるということはありません。
長時間洗浄剤に入れておくと白っぽく曇ったり、弾力性が失われたりすることがあります。洗浄剤は、必ず製品の用法を守って使用しましょう。
入れ歯の使用によって、口臭が発生することがあります。入れ歯自体が口臭の原因になることもあれば、入れ歯の使用によって口腔内の環境が変化して口臭が発生することもあるでしょう。
入れ歯や口腔内が不衛生だと、口臭が発生するリスクが高まります。そのため、毎日の入れ歯と口腔内のケアを怠らないようにしてください。
また、定期的に歯科医院を受診し、入れ歯の調整や歯のクリーニングを受けることも、口臭予防には重要です。
入れ歯による口臭が気になる方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
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