歯のコラム

2024年8月17日

虫歯で歯が痛い人

こんにちは。東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

虫歯の大きさによって治療方法が異なるため、どのくらい費用がかかるか不安な方もいらっしゃるはずです。

そこでこの記事では、虫歯治療の費用相場や高額になるケースについて解説します。虫歯治療の費用が変動するケースについても言及していますので、ぜひ参考にしてください。

虫歯治療の費用相場とは

虫歯治療の費用相場イメージ

虫歯治療の費用相場は、約1,500円〜2万円です。なぜ費用にバラつきがあるかというと、虫歯の症状によって治療方法が異なるからです。虫歯が進行していると1回の治療では終わらないため、虫歯が大きいほど費用がかかります。

ここでは、虫歯治療にかかる費用について解説します。

初診にかかる費用

初めて歯科医院を受診する際には初診料がかかりますが、3割負担で約3,000円〜4,000円です。

初診では、まずは歯科医師がお口の中を確認します。目で見えない部位を確認するためにレントゲン撮影などの検査を行う場合もあるでしょう。レントゲン撮影をすることで、虫歯の箇所や深さ、歯周病の有無なども確認できます。

初期の虫歯治療にかかる費用

初期の虫歯治療にかかる費用は、約1,500円〜3,000円です。歯の表面のエナメル質だけが虫歯になっている状態であれば、1回の治療で終わることがほとんどです。虫歯の部分を削り、レジンという白い樹脂を詰めて治療します。

中等度の虫歯治療にかかる費用

中等度の虫歯治療にかかる費用は、3割負担で約3,000円〜1万円です。虫歯の範囲が狭い場合、初期虫歯と同じレジンを詰めることで治療が終わる場合もあります。

しかし、中等度の虫歯は歯を削る範囲が広いことが多いため、型取りをして金属などの詰め物で治療するのが一般的です。このような場合、虫歯を削って歯型を取る治療と、詰め物を接着する治療が必要になるため、少なくても2回の治療が必要になります。

重度の虫歯治療にかかる費用

重度の虫歯治療にかかる費用は、3割負担で約8,000円〜2万円です。

歯の神経まで虫歯が達すると、激しい痛みが出るため麻酔を行い、神経を抜く処置をしなければいけません。炎症を起こした神経を除去し、歯の根の中を洗浄する根管治療が必要になるため、複数回の通院が必要になります。

また、根管治療が終わったあとは、土台を立てて被せ物をする必要があるため、ほかの虫歯治療よりも費用がかかる傾向にあります。

末期の虫歯治療にかかる費用

重度の虫歯を放置し、歯の大部分が溶けてなくなると、歯を残すことはできません。麻酔をして抜歯します。抜歯をして虫歯治療を行う場合にかかる費用は、約3,000円〜7,000円でしょう。

抜歯したあとは入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療で歯を補います。この3つの選択肢のうち、インプラントは自費診療になるため費用が高額になるのが一般的です。

入れ歯やブリッジは保険でも治療できますが、治療にかかる費用は噛み合わせや周りの歯の状態によって左右されます。

虫歯治療の費用が変動するケース

虫歯治療の費用が変動するケースイメージ

ここでは、虫歯治療の費用が変動する3つのケースについても解説します。

虫歯の進行度

一般的には、虫歯が進行するほど治療の回数が増えるため、その分費用もかかります。虫歯の進行度は、以下の5段階に分けられます。

エナメル質の部分がわずかに白濁・変色しているだけのごくわずかな虫歯であれば、歯を削る治療は必要ありません。毎日歯磨きを丁寧にし、フッ素を塗布して経過観察をするのが一般的です。

しかし、歯に穴が空く・しみる・痛むなどの状態になると、虫歯治療が必要になります。初期段階の虫歯であれば、痛みが出ることは少なく、1回の治療で終わることがほとんどです。

一方、虫歯が大きくなると治療の回数が増えることで費用がかかり、治療の前後に痛みが出る場合もあります。最悪の場合、抜歯せざるを得ない場合もあるでしょう。歯を守るためにも、虫歯が小さいうちに治療を開始することが大切です。

保険と自費の選択

虫歯治療で詰め物や被せ物をする場合、保険診療と自費診療の2つから選ぶ必要があります。保険診療で虫歯治療をする場合、1〜3割負担で治療ができるため、費用を抑えられるのがメリットです。

しかし、使用できる素材に制限があるため、審美性に欠ける場合があります。また、経年劣化しやすいことから、虫歯が再発するリスクもあるでしょう。

一方、自費診療で虫歯治療をする場合、治療内容や素材の選択にルールがないため、歯にとってベストな治療ができます。天然の歯の色や質感に近い素材を選択できるため、口元の美しさを損なうことはありません。

また、質の高い歯科材料を使用できるため、歯とのフィット感が高まり、虫歯の再発リスクを抑えることができることもメリットのひとつです。

ただし、全額自費になるため、費用は高額になります。

補綴物の選択

補綴物には保険のものと自費のものがあり、それぞれ種類ごとに費用が異なります。

詰め物

詰め物は、中等度の虫歯の際に使用します。虫歯を削り取り、型取りをして詰め物を作成しますが、保険と自費で素材が異なります。保険診療では、金銀パラジウムという素材のいわゆる銀歯や、プラスチック素材のコンポジットレジンが使用されます。

銀歯は金属のため強度があり、費用は安いですが、見た目が気になる場合があるでしょう。また、銀歯には汚れを吸着する特性があるため、虫歯や歯周病のリスクが高いのがデメリットです。

コンポジットレジンは白いため、口を開けたときに目立ちにくいですが、時間が経つと変色する可能性があります。

一方で自費診療では、セラミックやジルコニアなどの素材を選択できます。費用はかかるものの、機能的にも審美的にも優れているのがメリットです。

被せ物

被せ物は、虫歯の範囲が大きく、詰め物で対応できない場合や神経の治療後に使用されます。保険でも白い歯を選択できますが、プラスチックを使用するため、経年劣化により着色や変色する可能性があります。

自費診療では、セラミックやジルコニア、メタルボンド、ゴールドなどを使用できます。特に、見えやすい前歯には、自分の歯の色やツヤ、質感に近いセラミックが選ばれることが多いです。

しかし、自費の被せ物は1本10万円前後が相場ですので、費用が高額になることを理解しておきましょう。

虫歯治療で高額になるケース

虫歯治療で高額になるケースイメージ

虫歯治療で高額になるのは、根管治療後に自費の被せ物をするケースです。麻酔を行って虫歯の部分を全て除去し、炎症を起こした神経を取り除きます。

その後、根管治療で根管内を洗浄しますが、歯の根の形は複雑なため、1回の治療では終わりません。一般的には5〜10回程度で治療は終わりますが、根管の炎症が治まらない場合は治療が延びるため、費用がかさむ場合があるでしょう。

さらに、自費の被せ物は1本10万円前後するため、費用が高額になるのです。このように、虫歯が大きくなれば治療回数が増え、その分費用がかかります。また、質の良い補綴物を選択することも費用が高額になる要因のひとつです。

しかし、機能的にも審美的にも優れた補綴物を選択することで、歯を長持ちさせられることにつながります。メリット・デメリットも理解したうえで、治療法を選択するのがよいでしょう。

保険適用となる虫歯治療とは

虫歯治療

基本的に虫歯治療は保険適用で治療可能です。処置の内容や材料の制限はあるものの、1~3割負担で治療を受けられます。

しかし、保険の虫歯治療の目的は歯の機能を回復することですので、長持ちしなかったり見た目がよくなかったりする場合があります。「見た目を重視したい」「ベストな治療を選択したい」などの場合、自費の虫歯治療を選択するとよいでしょう。

保険適用とならない虫歯治療とは

虫歯治療

ここでは、保険が適用されない虫歯治療について解説します。

詰め物

自費の詰め物は、セラミックやジルコニア、ゴールドなどで、約4万〜8万円が相場です。セラミックやジルコニアは自分の歯のような見た目を再現できます。また、強度が高い点もメリットです。

被せ物

自費の被せ物は、セラミックやジルコニア、メタルボンドなどで、1本約10万〜20万円が相場です。セラミックのなかでもさまざまな種類がありますが、透明感や色味の再現性に優れているのがオールセラミックです。

ただし、強い力が加わると割れることがあるため、噛み合わせによっては選択できない場合があります。そのような場合、耐久性に優れたジルコニアやメタルボンドなどを検討するのが一般的です。

ブリッジ

ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を支えとし、連結させた人工歯を装着する治療法のことです。ブリッジもセラミックやジルコニアなどを選択できるため、天然の歯のような見た目を再現できます。

しかし、費用は約5万〜15万円と高額になるでしょう。

入れ歯

入れ歯は、失った歯を補う取り外し可能な人工歯です。

自費の入れ歯の費用は、部分入れ歯で約10万〜30万円、総入れ歯で約15万〜60万円です。自費の入れ歯の場合は、使用できる素材に制限がないため、フィット感が高い入れ歯を作成できます。保険の入れ歯で異物感や違和感がある方は、自費の入れ歯を選択するとよいでしょう。

インプラント

自費の治療のなかで、特に高額なのがインプラントです。歯を失った部分に人工の歯根であるインプラント体を埋め込み、その上に被せ物を取り付けることで歯を補います。

1本あたり約30万〜40万円と高額ですが、自分のようにしっかり噛めるようになるのがメリットです。また、天然の歯のような見た目を再現できるため、見た目を気にされる方に選ばれています。

ただし、外科手術を伴うため、健康状態によっては適応とならないことがあります。

まとめ

虫歯治療をして健康な歯になった女性

虫歯治療の費用相場は、約1,500円〜2万円です。

しかし、大きな虫歯ほど治療回数が増えるため、症状によってはこの費用よりも高くなる場合があるでしょう。また、補綴物の素材や保険と自費のどちらを選択するかによっても、費用は異なります。

虫歯を放置すると費用がかさむだけでなく、最悪の場合には歯を失う可能性もあります。そのため、虫歯は放置せず、異変があればすぐに歯科医院を受診しましょう。

虫歯治療を検討されている方は、東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

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