2024年6月29日
こんにちは。東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分 、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
「金属が目立つのが嫌だ」「歯を白くしたい」など、虫歯治療後に銀歯からセラミックに変えたいと考える方は少なくありません。銀歯からセラミックにすると、見た目がよくなるだけでなく、金属によるデメリットを回避できるでしょう。
ただし、変更するデメリットもあるため、銀歯とセラミックを比較しよく検討することが大切です。
この記事では、銀歯からセラミックに変えるメリット・デメリットを解説します。セラミックの種類やそれぞれの特徴についても言及していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
銀歯とは、金銀パラジウムという素材を使用した詰め物や被せ物のことです。保険適用のため、虫歯治療の際に銀歯を選ぶ方も多いです。
しかし、銀歯にはメリットもデメリットもあります。「セラミックにすればよかった」と後悔する方も少なくありません。
ここでは、銀歯のメリット・デメリットを解説します。
<銀歯のメリット・デメリット>
メリット | デメリット |
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保険適用である銀歯は、どこの歯科医院でも同じ費用で治療が可能です。詰め物で約2,000円、被せ物で約3,000~4,000円と費用を抑えられるでしょう。
また、金属を使用しているので強度が高く、歯ぎしりや食いしばりがある方でも適応できるのがメリットです。
他にも、詰め物や被せ物自体を薄く作っても問題ないため、歯を削る量が少ないです。歯を削ると歯の寿命を縮めることにつながるため、できるだけ歯を削りたくない方に選ばれています。
ただし、金属の色が目立つため、見えやすい前歯などに使用すると見た目がよくありません。金属は温度変化によって膨張・収縮しやすいため、経年劣化によって銀歯と歯との間に隙間ができ、虫歯が再発するリスクが高いこともデメリットです。
金属を使用することで歯茎が黒ずんだり、金属アレルギーを発症したりするリスクもあります。
一概に銀歯が悪い素材というわけではありませんので、メリット・デメリットも理解した上で検討することが大切です。
セラミックは、審美的にも機能的にも優れた詰め物や被せ物です。銀歯をセラミックにするメリットは、以下の4つです。
セラミックは、自分の歯に近いツヤや透明感がある上、色調の再現性が高いため、美しい白い歯が手に入るのがメリットです。銀歯はどうしても金属の色が目立つため、見た目がよくありません。
口元を手で隠したり人前で笑えなかったり、見た目のコンプレックスにつながることがあります。
セラミックは、近くで見ても自分の歯と見間違うほど美しく仕上がります。
銀歯は、唾液に長期間さらされることで経年劣化するので天然歯との間に隙間ができやすいです。銀歯が変形すると、その隙間から細菌が入り、虫歯が再発することも少なくありません。また、銀歯はレントゲンでは白く映るため、ある程度虫歯が進行しなければ発見しづらいです。
セラミックは変形しづらいので、歯との間に隙間が生じにくいです。表面に汚れがつきにくいという特徴もあるため、虫歯が再発しにくいのです。
金属である銀歯は、長期間唾液にさらされることで徐々に金属が溶け出し、歯茎が黒ずむことがあります。セラミックは金属を含まない素材のため、歯茎が黒ずむ心配はありません。
歯も歯茎も美しいまま、長持ちしやすいのがメリットです。
先述したように、セラミックは金属を含まない素材です。陶器素材を使用しているため、金属アレルギーのリスクを避けられるでしょう。
銀歯を使用した全ての方が金属アレルギーを発症するわけではありませんが、銀歯を使用している限りリスクは存在し続けます。金属アレルギーは突然発症し、お口の中だけでなく全身に悪影響を及ぼすことがあります。
セラミックには、以下の3つのデメリットもあります。
銀歯は保険適用ですが、セラミックは自費診療になります。そのため、銀歯よりも費用が高額になるのがデメリットです。
銀歯からセラミックにする場合、まずは銀歯を外さなければいけません。その際、接着剤だけでなく、歯を一層削る必要があります。また、金属製の銀歯は詰め物や被せ物を薄く作っても強度を保てますが、セラミックは銀歯よりも厚みが必要になります。
そのため、銀歯の治療よりも歯を削る量が増えるのです。削る量が増えることで、歯がしみたり痛んだりすることもあるかもしれません。
銀歯は負担のかかりやすい奥歯や歯ぎしり・食いしばりのある方でも使用できるほど強度があります。
しかし、セラミックは過度な負担がかかったり、極端に硬いものを噛んだりすると割れることがあります。セラミックの中でも耐久性の高い素材を選ぶことで、リスクを下げられる可能性はあります。
噛み合わせなどによって選ぶべきセラミックは変わりますので、歯科医師とよく相談し、素材を検討しましょう。
セラミックの歯にはさまざまな種類があります。代表的なものをご紹介します。
セラミックの中でも最も強度がある素材です。ジルコニアは強度が高いため、奥歯に使用しても割れることは少ないでしょう。歯ぎしりや食いしばり癖がある方でも、安心して使用していただけます。
また、審美性も高いため、前歯から奥歯まで幅広く適応できるのがメリットです。
ただし、ジルコニアは自分の歯よりも強度が高いため、噛み合う自分の歯がすり減ったり欠けたりするリスクがあります。割れるリスクもゼロではありませんので、強い衝撃には注意しなければなりません。
陶器素材だけを使用したセラミックを、オールセラミックといいます。オールセラミックはセラミックの中でも透明感や天然歯の色調の再現性が高いため、見えやすい前歯に使用されることが多いです。
ただし、噛み合わせなどによっては欠けたり割れたりすることがあるため、奥歯には使用できないケースも少なくありません。
ガラスセラミックは、一般的なセラミックよりも強度が高い素材です。審美性が高く強度も兼ね備えているため、前歯にも奥歯にも使用できるのがメリットです。
また、硬すぎない素材のため、噛み合う歯を傷つけるリスクも少ないでしょう。
ハイブリッドセラミックとは、保険素材のレジンとセラミックを合わせた素材のことです。レジンを含んでいるので、セラミックだけで詰め物や被せ物を作成するよりも費用を抑えられるのがメリットです。
ただし、レジンは経年劣化しやすいため、変色したり欠けたり割れたりすることがあるため注意が必要です。
金属のフレームの外側にセラミックを焼き付けた被せ物のことを、メタルボンドといいます。金属とセラミックを併用しているため、強度と審美性を兼ね備えているのがメリットです。
しかし、金属を使用しているため、歯茎が黒ずんだり金属アレルギーを発症したりするリスクがあります。
銀歯をセラミックにする場合の費用は、素材や治療範囲によって異なります。詰め物の場合の目安は3〜7万円、被せ物の場合は12〜15万円程度でしょう。
ただし、セラミック治療は歯科医院によって費用が異なります。自由診療のため、医院が独自に費用を設定できるためです。
銀歯からセラミックにすることで、見た目がよくなるのはもちろん、虫歯が再発しにくかったり、金属によるリスクを回避できたりします。
ただし、歯を削る量が増えたり、噛み合わせによっては欠けたり割れたりするなど、デメリットも存在します。銀歯にもセラミックにも、メリット・デメリットがあるため、歯科医師とよく相談して決定しましょう。
銀歯からセラミックへの変更を検討されている方は、東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分 、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
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